大切なのは“共感”と“メリット”『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』ゆうこす

投稿日:2020年8月24日 更新日:

HKT48の元メンバーであるゆうこすさん。
現在はモテクリエイターとしてメディアで影響力を発揮されています!

裏表紙はこんな感じです。
それではレビューしていきます!

本書の内容

どのように自分をブランディングし、新規フォロワーを獲得し、フォロワーをコアなファンに高めていったのか。そしてどのようにSNSにつなげ、お金を稼いでいるのかをすべて隠さずに公開しようと思っています!

今やSNSは《ビジネス》の道具とも言えます。
SNS素人の世代には目から鱗の教科書となりそうです。

こんな人に読んでほしい
・SNSで発信したいことがある方
・叶えたい夢がある方
・ブランドを立ち上げてSNSで宣伝していきたい方
・企業のマーケティング担当の方
・SNS運用担当の方

①成功するための心得

「フォロワー数を増やすこと(手段)」だけに気を取られない

私が2万人のフォロワーがいたのにイベントでたったの3人しか集まらなかったように、数だけでは本当に意味がないんです。それよりも、SNSではフォロワーさんがどれだけ自分や自分が発信する内容に共感してくれていて、どれだけ熱量を持ってくれているのかを一番意識すべきです。

フォロワーが多くても、この状況は『発信力のあるアカウント』とは言えないですね。SNSを通して、その先にいるフォロワーにちゃんと発信できるかどうかが大切なのですね。

SNSで最終的になりたい自分(目的)をイメージする

「どうやったらフォロワーが増えますか?」
「どうしたら、ゆうこすみたいにSNSで稼げるようになりますか?」

ゆうこすさんはよくこのような質問を受けるそうです。

多くの人が『願い』の部分にとらわれすぎてしまっていて、いわゆる

『その先

を見据えていない人がほとんどなんでしょうね。

この質問(SNSでなりたい自分)に対する簡潔な答えを持つことで、フォロワーはどうやって支持したらいいかどうやって応援をしたらいいのかを明確にすることができます。

自分のやりたいことや方向性を語り、思い入れを持ってもらうことがどんなテクニックよりも、一番大事なのです。

ゆうこすさんはその「なりたい自分」を描けていなかった時代があったといいます。
当時は何か新しい肩書きを作りたいという気持ちだけで「料理アイドル」として活動していたそうです。
しかし、圧倒的に熱量がなかったそうです。

敗因は、「ビジョンが描けていなかったこと」「心からワクワクできるテーマを選べていなかったこと」
自分がワクワクすることじゃなければ、発信しても意味がないし継続できない。SNSは、発信する人の熱量がそのままフォロワーに伝わってしまう場所だからです。心からワクワクできるものとはお金がもらえなくても、やりたいと思えるもの。反応があまりなくても続けられるもの。

自分バイアスを取り除く

自分のことって、自分が想像している100倍くらい、実は相手に伝わっていない。このことを理解しておかないと、SNSの世界では戦っていけない。自分バイアス(=自分だけの偏った思い込み)がかかって気づけなかった自分のアピールポイントが見つかったり、より深く自分を知ることができます。

SNSの失敗をプラスな注目に変える

「アンチが現れたら怖いから・・・」
「失敗するのが怖いから・・・」

SNSが怖い。そういう人は少なくないですよね。(管理人もそうです)
けれど、むしろ

失敗ってあった方がいい!
それすらも発信した方がいい!

とゆうこすさんは言います。

失敗があった方が、むしろそのストーリーは面白くなります。最初からずっと成功し続けている話なんて、ヒットしません。それに、失敗しない人間なんていないと誰しもわかっているので、そこをさらけ出すことで人間味を感じてもらえます。

漫画と同じで失敗や困難があるほどその「ストーリー」は面白くなります。試練を主人公が乗り越える様子こそ、読者が読みたい部分だからです。
だから、SNSでもマイナスはむしろあった方がいい。そういう部分も知ってこそ、皆さんのストーリーを見ているフォロワーは応援したくなるのです。

でも、アイドルを辞めて間もない、まだ自分の方向性もわからなかった時にOKをしちゃっており、決まった以上は仕方ない。変えられないことを変えるよりも、この失敗を次に活かそう! と考え方を変えました。

過去の失敗も隠さず見せて、今自分がやっていきたいことをきちんと自分の言葉で伝えることができれば、プラスにできる。むしろ失敗があることで、「共感」が「応援」に変わるんだと、この時ほど、そのことを強く感じたことはありません。
完璧な姿だけを見せるのではなく、新しいことにチャレンジする時も、失敗した時も、全部見せて自分の「ストーリー」にしてしまう。それを見せてくれるたびに、フォロワーの「好き」は増えていくのです。

ただ、その失敗をネガティブに書くのでは意味がなく、見てくれている、応援してくれているフォロワーさんを楽しませる意識を持つことが大事だと言います。

「今回◯◯で失敗しました。ご迷惑をおかけしてしまった方々、本当に申し訳ございません。今、その失敗を踏まえて□□に挑戦しています!」
「前回の失敗の◯◯が、少しずつ改善されています! もしアドバイス等あったらコメントお願いいたします!」

失敗は必ず前向きに、かつフォロワーを巻き込みながら発信すると決めておくと、失敗はむしろプラスの材料になるということです。YouTubeの低評価ボタンが減るのは一見良いことのように思いますが、それだけ無関心になっているということになります。実際にゆうこすさんも、コメント数の減少に頭を悩ませたそうです。失敗を恐れない気持ちを大事にしたいですね!

失敗の投稿も残しておく

昔のツイートやブログの投稿を削除したくなることがあるかもしれません。人間、生きていれば成長もするし、時には間違うこともあります。感情が高ぶって、尖った発言をしてしまうこともありますよね。
でも、過去の投稿を消してしまうと、せっかくのストーリーが見えづらくなってしまいます。そして、SNSは何度失敗しても、やり直すチャンスを与えてくれる場所でもあります。
消したくなった時は、過去のツイートを引用リツイートして訂正したり、「今はこう思います」と発言したりして、軌道修正すればOK! その方が成長が見えて、フォロワーからの信頼が高まります。

②ブランディングする

先程記載したように、自己バイアスを取り除いた上で「SNSの自分を俯瞰する」ことから始めます。
その際にポイントが3つあります。

❶どんな主人公なのか
❷どんなストーリーなのか
❸どんな人に見てほしいのか

❶どんな主人公なのか

呼び捨てしやすい名前を付ける

キャッチーな名前があると、フォロワーが親近感を持ちやすいですよね。

はあちゅうさん
イケハヤ(イケダハヤト)さん
HIKAKINさん
みきぽんさん

呼び捨てしやすい名前には3つのメリットがあるといいます。

❶みんなが読める
❷ハッシュタグの分散を避けられる
❸別人格をつくれる

❸については、「叩かれても気持ちが楽になる」という効果があるそうです。芸能人が芸名で活動するのと近い感覚ですかね。

◎唯一無二の肩書き

「モテクリエイター」は自分でつくった造語なので、検索しても出てこない。「一般的な肩書き」(クリエイター)に「自分の強み」(モテ)をプラスした肩書きは、見る人に自分がどんなキャラクターなのか伝える上でも、とても役に立ちます。

たしかにとても印象的で、イメージしやすい肩書きです。

「顔」「スタイル」「オシャレさ」という、みんなが競っているものを自分の強みと設定してしまうとあまりに戦う相手が多すぎるので、立ち位置を間違えないことも重要だそうです。

❷どんなストーリーなのか

人生の計画(目標)をフォロワーと共有する

ある程度自分の人生のスケジュール感を決めておくと、計画が立てやすいのは確か。変更になってもいいので、計画を立てておき、それをフォロワーさんと共有して、目が離せない、“応援したくなる”発信者を目指して欲しいです!

確かに、「1年後に武道館でライブしたい!」のように具体的な夢や目標を掲げている人に対しては、フォロワーも応援しやすいですね!

◎挑戦がないと飽きられる

挑戦して、失敗して、それでも立ち上がって努力している姿に人は惹かれますし、思い入れが生まれますよね!(何度スラムダンクを見て泣いたことか・・・)

少し成功してくると新しいことにはなかなか挑戦しづらくなり、発信者としての寿命は短くなってしまうと言います。挑戦した結果、失敗に終わることもあるでしょう。しかしそれすらもフォロワーを「魅了」することにつながるのだと管理人は考えました。

❸どんな人に見てほしいのか

フォロワーと芸能人の丁度中間あたりを目指す

というターゲットを打ち立てて発信しています。

テーマは「憧れ」ではなく「真似しやすい」

・誰よりも早く、芸能人やモデルが着ているトレンドコーデを
・誰でも買えそうな金額のアイテムで
・真似しやすく
・派手すぎない
・モテポイントを一つ入れてオリジナリティーも出す

ファッションにコンプレックスを持っていた子や、芸能人のコーディネートを見てもどう参考にすればいいのかわからなかった子たちが、ゆうこすのコーディネートは「真似しやすい」と言ってくれ、まるまる一式マネキン買いしてくれる子が増えた。

◎相手を限定するほど届きやすい

自分の発信を見る相手の顔を思い浮かべながら、相手の気持ちを考えながら投稿すると、格段に“共感”される投稿になりますし、自分の発信の軸もブレてこないです。

「18歳の新生活を迎える女の子限定」という条件付きでイベントを開催したらすぐに完売したそうです。

③共感を得るために

「私は女優を目指してます!」

とツイートしたとして、このツイート一つで応援や共感につながることは絶対にありえないとゆうこすさんは言います。たしかに初見の人だったらせいぜい「そうなんだ。頑張ってね。」止まりですよね。

夢や願望だけではダメなんです。

では、何をプラスして発信すると「共感」を生めるのかというと、それは

《理由》と《想い》

です。とは言っても普段からこう言った思考をしている人はそういないので、なかなか難しいですよね。
なのでゆうこすさんは、「何でタイム」を設けているそうです。

「モテクリエイターになりたいです」
 何でモテクリエイターを目指したの?
「動画編集とか好きなんです」
 どうしてモテたいの?
「昔から好きな男の子のことばかり考えていて」
 それは何でかな?
「可愛いと言われることが好きなんです」
 どうして可愛いと言われたかったの?
「とにかく褒められることが好き、だからアイドルになったのかなあ」
 どうしてまたアイドルにならなかったの?
「多くの人に届けたかったから」
 何で多くの人に届けたいの?
「ぶりっ子って別に悪いことじゃ無いのに中高の時ぶりっ子ってだけでいじめられたから」
 何でそれを発信したいの?
「発信することでぶりっ子ちゃんが自信持ってくれたら嬉しいなあと」

→結論
私が「モテ」をポップに明るく発信することで、ぶりっ子ちゃんが自信を持ってくれたら嬉しいなと思い発信しています!

このように、短いキャッチーな言葉で語ることで、『フォローしてくれた人が周りの人に紹介したい』、とまで思えることが大切だそうです。

そしてこの

《理由》と《想い》

は、何回も振り返ることで「手段が目的化する」のを防げると言います。

人は何かに向かって頑張っていると、途中で「手段が目的化」してしまう。
目的:モテを発信したい
手段:フォロワーを増やす
フォロワーを増やすことに必死になってモテ情報以外のこともたくさんアップし出す。軸がブレた発信をすると、既存のフォロワーさんは困惑してしまいますし、私も自分で自分が何をしたいのかわからなくなってきて落ち込んでしまいました

フォロワーとの共通認識になる「旗」を振りかざす

先程少し書きましたが、ゆうこすさんのフォロワーが2万人だった時代に、ファンイベントにきたのは男性3人だけだった理由をこのように述べています。

自分とフォロワーさんとの共通認識になるような「旗」を私が振りかざさないと、何を応援したらいいかもわからないし、「一緒に応援しよう!」という、応援している人同士の横のつながりも生まれないんだなと深く反省しました。

そもそもゆうこすさんの気持ちは男性に向けてではなく、ぶりっ子したい女性の皆さん向けのものだったのですね。

「ぶりっ子、モテたいという気持ちを発信して、ぶりっ子界のトップになる!」という旗を振りかざし発信を始めたら多くの人に応援してもらえるようになった。

「手段を目的化しない」という点と関連しますが、結局フォロワーの数ではなく、『コアなファンを数人でもいいので集め、そのコアなファンと一緒に自分を広めていく!』ことが大切とのことです。

④フォロワーを増やすのは最大の難関

既にテレビなどに出ている有名人でない限り、フォロワーがほとんどいない状態から自分を知ってフォローしてもらうのはとても難しいですよね。自分が一生懸命発信しているのに思うようにフォロワーが増えないと心が折れます。

知名度0からフォローしてもらうために必要なこと
❶共感を生む情報を発信
❷フォローするメリットを提供

以上2点を達成するには、フォロワーの目線に立って考えることが必要です。
次から具体的な内容を記載していきます。

❶共感を生む情報を発信

◎プロフィールがSNSを制す

SNSのプロフィールは『本の表紙』と同じだと言います。

皆さんは本を買う時、書店で並べてあるものを見回しながら、ふと気になったカバーの本を手に取ってみると思います。
すべての本を一冊一冊、中身まで吟味することはできないので、まずはカバーが手掛かりになりますよね。パラパラとページをめくってみて、面白そうだったらレジに向かうでしょう。
そう、カバーに惹かれなければ、手に取ってもらうことすらできません。

たしかにSNSで誰かをフォローするとき、必ず最初に目が行くのがプロフィールです。そこで興味を持ったら直近の投稿をいくつかみてフォローするかを判断します。決して過去の投稿全てを見てから決めるわけではないです。逆に、どんなに良い投稿をしている人でもプロフィールがあまり興味を持てない場合は投稿を見ることすらないかもしれないですね。

カバーの構成(それに対応するSNSプロフィールの項目)と解釈
⑴タイトル(アカウント名)=あなたは何者なのか
⑵帯文にあるキャッチコピーや要約(発信テーマ、実績、資格、受賞歴)=どんなメリットが得られるか
⑶ターゲット層に合わせたビジュアル(ヘッダ画像)=写真で「相手と発信内容」が伝わる
⑷内容説明
⑸読者の声

⑶について、顔を出したくないという人はせめて似顔絵や、自分を象徴する何かを使うなどして自分が何者かが伝わりやすいアイコンを選ぶことがポイントだとのこと。

総合して、「このアカウントはフォローしても大丈夫そう」「応援してもいいんだ」と思ってもらえることが大切ということです。どういう人にフォローしてほしいかを明確に記載することでフォローのハードルを下げることも重要だとのことです。

#オリジナルのハッシュタグを作る
(これは少し高度なテクニックだと管理人は考えましたが、コラム的なノリで掲載します!)

書籍で帯裏あたりに「この本を読んで〇〇になりました!(30代・主婦)のような感想文を見かけることはよくありますよね。
ゆうこすさんによると、これを入れることで得られるメリットは「信頼度が増す」ことと「どんな人が見ているのかわかる」とのことです。

ゆうこすさんのプロフィールにはこれを活用して「#ゆうこす現象」と記載しているそう。
ゆうこすさんの投稿を見てコスメや商品を買った人にこの#を付けて発信してほしいと伝えているんだとか。

”ハッシュタグを通してファン同士がつながれることもメリットですし、本当にコアなファンは「知らない人に教えてあげたい」という気持ちが強いので、どんどんハッシュタグを付けて投稿してくれます。
そして、初めてプロフィールを見たフォロワーじゃない人も、そのハッシュタグをタップすることで「こんな人がフォローしてるんだ」「こんなに投稿されているんだ」と安心できる。”

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