❓「つたい線」とは
漢字「伝う」の連用形です。
「線路伝い」「浜伝い」「石伝い」など、○○に沿って(行く、歩く)という意味になります。
わかりやすい絵だと、赤ちゃんの「つたい歩き」ですかね。
植物のツタ(蔦)も、巻きひげの吸盤で樹木や壁を伝うことから名付けられました。
◾️状態
・2本連続陰線のことを「つたい線」といいます。
・陽線を連ねて天井圏に到達すると、前日につけた陽線の高値より安く寄り付き、引けも下げるような陰線が続くことがあります。これらの陰線を「つたい線」といいます。
・その後は大陽線(これを「つたい線」に対する「打ち返し」といいます)をつけるなどして、一見、相場が堅調に見えることがあります。
・この一連の株価の動きは「つたい線の打ち返し」といって、「売り圧力が増大しているシグナル」とされています。
・大陽線をつけても、上値をなかなか抜けない展開なら、その後は反落して、下落基調に転じる可能性が高いでしょう。
◾️心理的には
・こうした反落を予感させるシグナルが現れても、手持ちの株があると、自分に都合のいいように相場展開を解釈しがちです。
・しかし、つたい線の打ち返しのあとに、出来高が細り出して長い陰線をつけるようでしたら、一度は手仕舞うべきでしょう。
■類似
三羽ガラスでは最後が大陽線ではなく陰線になります。
いずれにせよ、すでに陰線のつたい線が2本並んだ時点で売りシグナルがほぼ確定した状態と考えられるので、早めに売りの準備をした方が良いと言えます。
天井圏で大陽線が出現するという観点からはこちらも同様にチェックすべきシグナルと言えます。
■留意点
大変似ているもので、「押え込み線」は買いシグナルとなります。
最初の陰線が、前日終値を上回って寄り付いた動きになります。上昇の可能性を感じさせる動きだという点で今回の売りシグナルと異なると言えます。
参考文献
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