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仕手についての貴重な情報が知れる【仕手株でしっかり儲ける投資術】中原圭介著

投稿日:2019年11月14日 更新日:

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□■もくじ■□

1章 儲ける投資家になるための発想

①多数派と逆の行動をとる

一般に、株式投資では9割の投資家が「負け組」といわれています。

では、「勝ち組」である1割の投資家になるためには、どうすればいいのでしょうか?
答えは9割が負け組である現実を考えれば、至極簡単です。多数派である9割の投資家と逆の行動をとればいいのです。

②機械的に(冷静に)行動できる

③失敗を素直に認めて軌道修正できる

④迅速に損切りができる

私は株を買うときに、利益の皮算用をするよりも損切りラインを先に考えています。その段階では、損切りラインは買値から概ね10%下落したところに決めていますが、実際は自分で描いていたシナリオと違う動きになれば、1円、2円でも平気で損切りしてしまいます。平均すれば、買値から5%ロスくらいになっているでしょう。

損切りできずに保有株が塩漬けになることは、将来の投資に振り向けるべき資金を死なせてしまう愚かな行為だということを肝に銘じてください。

資金を何倍にもできる投資家は、みな損切りが上手いのです。それは「損は小さく、利益は大きく」が株式投資の王道だからです。

⑤短期投資を心がけている

よく「長期投資はリスクが少ない」という言葉を聞きますが、これは正しい考えなのでしょうか?
否、この考えは誤りです。株は長く持つほどリスクが高くなります。

遠い先を見通そうとすればするほど、予測はむずかしくなります。そういう予測ができない不確実性こそリスクそのものなのです。

そもそも「長期投資はリスクが少ない」という言葉は、戦後からの高度成長期なら「上げ下げはあっても、長い目で見れば右肩上がり」で成り立ちましたが、バブル崩壊以降は、個人投資家のお金を証券市場になんとか引き込もうという営業トークや、負け組投資家が自分を慰める口実として使用するための「幻想」に過ぎないように思います。

大方の投資家は短期で利益を出したいはずですが、予想に反して下がってしまうケースがほとんどでしょう。そうすると、証券マンは「株は長期投資が基本ですから」と言い訳をし、投資家自身も自分の考え方が正しかったと思いたいために「長期投資なら利益が出るだろう」と自分を慰めるのです。そしては株は塩漬けになり、そのうち株価すら見なくなります。こうなるともう現実逃避です。こんなところにも、人間の心の弱さが現れているといえるでしょう。

⑥ボラティリティ(価格変動率)の高い銘柄に日々注意する

ボラティリティが高いということは、短期間で大きく儲かる可能性がある一方で、それだけリスクも大きいことを意味します。しかし、勝ち組投資家は次の二つの能力に長けているため、リスクを極力抑えることができています。

❶ボラティリティが高くなるであろう銘柄を逸早く察知し、売買することができること

特に受給関係に敏感になることにより、市場の心理を先読みして売買するので、リスクは小さく抑えられます。

受給関係が端的に現れるのは出来高です。
勝ち組投資家は、出来高の変化から今後の資金の流れを推測することに神経を集中させているのです。

❷自分の思惑と相場が反対に動いてしまったとき、潔く失敗を認め、素早く損切りができること

一方、負け組となってしまう多くの投資家は
株価が大きく動いてからようやく重い腰を上げるようです。売買行動が遅いために、必要以上のリスクを背負ってしまうのです(買ったところが素っ高値で、あとは下げるばかり、という経験をされた方も多いのではないでしょうか)。

⑦一部の売買で利益の大半を稼ぎ出す

勝ち組投資家は、一部の売買で利益の大半を稼ぎ出します。

一部の売買とは、全体の売買の5〜10%という投資家もいれば、15%という投資家もいます。

私の場合、この本の執筆をきっかけに大雑把ながら初めて計算してみた結果、15%前後でした。

⑧「株価は不合理な動きをする」ことを理解している

比較的冷静なテクニカル分析を重視する投資家は、株価が規則的な動きをすることが多いと考えています。この考えは間違っているとは言いませんが、市場で大きな利益を上げるヒントは、テクニカル分析で想定できる範囲を超えた場合にこそ多く見られます。

⑨高パフォーマンスを狙うには仕手株の短期投資が一番

私が銘柄を買うときに基準にしているのは、「仕手株かどうかはまだわからないが、だれかが株を集めているとおぼしき動きをしている」銘柄になります。

2章 仕手筋を理解しよう

①仕手筋の正体

仕手筋とは「巨額の資金を投じて株価を吊り上げるグループ」のことを言います。

❶資産家、または資産家のグループ
❷法人
❸仕手戦の専門グループ
❹その他

②仕手筋の手口

❶銘柄を決定する

❷株を少しずつ買い集める

❸株が予定どおり集まる

❹買い上がり、株価を急騰させる

❺情報操作で市場関係者や個人投資家の買いを煽る

❻大量の個人買いが入ってきたところで売り抜ける

売り抜ける

仕手筋は、売り抜ける段階においても最後まで情報戦と心理戦を駆使してきます。

まずは「目標株価○○○円」という情報をこれまで述べた情報操作のルートを使って流します。目標株価はその時点の株価よりもかなり高い株価であることが一般的です。たとえば、株価が500円で目標株価が800円ならば、「あと300円も幅があるなら500円で買っても大丈夫」と思ってしまう個人投資家がいても仕方ないでしょう。しかし実際には、株価は600円も行かないのがふつうのようです。目標株価が出た時点で仕手戦も最終段階に入ってきたと考えるべきで、話半分に受け取っておかないと大やけどをしてしまいます。

最初に高値圏で売ってから、少し下がったとしても、仕手筋はまったく動揺しません。これまでの情報操作の効果が現れるのは、むしろここからだからです。多少下がっても、個人投資家がご丁寧に押し目買いを入れてくれるのです。

異様に出来高が多い日が2日か3日続けば、まず仕手筋は売り抜けていると考えてほぼ間違いないでしょう。

投信(ファンド)や外国人も一種の仕手筋

5%ルールで彼らの保有率の増加が報告されると、「今後も買い増し、保有率を引き上げるのでは」という思惑を呼び、個人投資家の買いが集まり暴騰する傾向がここ最近は特に強くなってきました。

この類の投信(ファンド)が買っているとわかった時点で、その銘柄には手を出さないのが無難といえます。仕手筋が買っているとわかった時点で、仕手戦の終わりが近いことが先ほど述べましたが、それと同じ感覚で捉えてください。買いに行っても買い気配で値が付かず、思わぬ高値掴みになってしまいかねません。

それよりもタチが悪いのが外国人(外資系証券)です。彼らは自らが安く買った銘柄を「レーティングの引き上げ」という情報操作で暴騰させ、売り抜けてしまうことがあるようです。「レーティングの引き上げ」があったその日かその翌日が高値だったということがよくあります。

仕手株にテクニカルはほとんど必要ない

仕手株が株を買い集めている段階や振るい落としの場面では、1日大陽線が出現してから大陰線が出現するパターンと、2日連続で大陽線が出現してから大陰線が出現するパターンの2種類がよく見られます。

仕手株で信用できるテクニックとは

動き始めたばかりの局面

大陽線&出来高急増

天井を打った局面

売りシグナルのローソク足&出来高急増

長い上ヒゲ陽線や長い上ヒゲ陰線、大陰線、大陽線と大陰線の組み合わせなどが出現します。
出来高についても、天井をつけた日かその前後の日に、浮動株を超えるかそれに近い大商いをこなしている場合が多くなっています。

仕手株もリスク管理ができれば怖くない

❶決して高値で飛び付かない

私は動き始めてから1.3倍以上になった仕手株(この時点では仕手株かどうかはわかりませんが)は、リスク管理上買わないことにしています。

みなさんは「なぜ1.3倍なのか?」と思うでしょう。1.3倍という数字は、私が今まで試行錯誤を繰り返し仕手株投資で実践してきた経験をもとに決めた、私なりの「リスク許容倍率」です。

❷初動で乗る
❸損切りができる

仕手戦に失敗したら再度仕掛けてくる

仕手戦で失敗した仕手筋は、含み損を抱えた大量の株を金融屋や他の仕手筋にまとめて引き取ってもらうことがあります。

一度暴騰しかけたものの案外な結果に終わってしまった株が、半年とか1年とか長い期間をおいて再度暴騰を始める例が見受けられますが、その裏にはこういった事情があるようです。

「わからないから買う」

本物の仕手株かどうかは誰にもわかりません。もちろん私にもわかりません。しかし、誰にもわからないのが味噌なのです。誰にもわからないということは、情報が一切漏れていないということを意味しています。情報に依存しがちな個人投資家やディーラーはまず買いを入れられません。一般の市場参加者が買えないこの段階で買えば、本物の仕手筋が介入している株と後でわかった場合に、それだけ利益も大きくなる可能性が高くなります。「わからないから買わない」から「わからないから買う」への発想の転換が求められます。

暴騰した銘柄のマスコミ解説に、「有力筋の介入が観測されている」という文言がよく見られますが、こういった情報は相当上がったところで流れる傾向があります。

4章 仕手株の見分け方

不自然な値動きに注目する

私が仕手株と判断しているケースは主に以下の3点です

❶上がる材料が見当たらないのに少しずつ上昇を続けている(上がる材料が見当たらないのに少しずつ出来高が増えている)

株価に少しでも不自然な動きを感じたら、まずは打診買いでもいいので買いを入れるべきです。大衆に追随したり情報に依存する従来の個人投資家のスタイルから脱却し、上がり始めたもののその理由がわからないという銘柄は積極的に買いに行くことが重要です。

❷買い手が玉集めの買い方をしている
❸値上がり率上位に突然顔を出す

どこで買うのが正解か

売り玉が出てこなくなるタイミングを見極めて、買いを入れることです。

そもそも株価には、出来高の増加を伴って上がり、出来高の減少と歩調を合わせて下がる習性があります。

その習性を考えれば、出来高が少なくなっても株価が落ちてこなくなったら、底値あるいは反転のサインと捉え、買いのタイミング到来と判断してもいいでしょう。

狙われやすい銘柄の特徴

❶発行株数が少ないこと(80000千株より少ないこと、50000千株以下が望ましい)
❷浮動株が50%以下であること(20%台後半から40%台前半であることが望ましい)
❸資本金が少ないこと(100億円以下であること、50億円以下が望ましい)
❹貸借銘柄であること(2部の銘柄は貸借銘柄でないものが多い)
❺株価100円〜300円台の銘柄であること

5章 実践的「買い」のノウハウ

仕手株の地合い

これから相場全体が大きく上昇しそうな地合いや逆に相場全体が大きく下落しそうな地合いでは、仕手株を買うのは好ましくありません。
特に、値嵩のハイテク株が買われるような相場では買ってはいけません。ハイテク相場は大型株に資金が流れている証拠であり、仕手株に多い小型・中型株からは資金が逃げ出してしまうからです。

相場全体がボックス圏にあるときが、仕手株で儲けやすい地合いと考えてください。

大陽線の出現は買い

とにかく打診買いを

初動から1回目の大きな下げは買い

下げの目安は、初動で付けた高値から概ね10%前後の下げになります。

心理的に買いづらい板は買い

・板が薄い
・買い板と売り板のあいだが離れている

ファンドの買い集め

ファンドの買い方は基本的に仕手筋の買い方と同じです。ある程度買い上げて、大きな売り物が出てくるのを待つのが常套手段です。大きな売り物がまとめて買われたら、その後は急騰することが多くなっています。直後急騰する場合もありますし、何日か置いて急騰する場合もあります。私は、小判ザメのように仕手筋(ファンド)の後にくっついて、まとまった売り物をいっしょに買いに行くようにしています。

仕手株投資では、買い板が薄く、売り板が厚い場合は、買い向かったほうが報われるときが多いのです。

6章 実践的「売り」のノウハウ

仕手筋から情報が出てきたら売る準備をする

仕手筋の会合(またはフォーラム)で取り上げられた銘柄は、すぐにインターネット上の掲示板に書き込みがされるのでわかります。

もちろんこの会合は茶番です。取り上げられる銘柄は、仕手筋がかなり買い上げて既に暴騰している銘柄になるからです。より高値で売り抜けるためのセレモニーみたいなものと捉えたほうがいいでしょう。

私の経験からいうと、銘柄名だけの情報が出てきたらあと3日で売るくらいに考え、目標株価まで出てくるようだともう売るタイミングと見るべきです。この目標株価は、さらに提灯買いを付けるためにかなりの高値で吹っかけていることが多く、話半分に取っておくべきでしょう。

天井圏のチャートは意外に正直

仕手株の天井で一番多いのがカブセ線です。それも長い上ヒゲを付けたカブセ線になります。

※参考記事
売りシグナル⑩かぶせ線【ローソク足】
https://okanenooniisanblog.com/technicalchart/718/
売りシグナル㉔高値圏での上ヒゲ【ローソク足】
https://okanenooniisanblog.com/technicalchart/843/

高値を付けやすい時間帯

私の経験上、大陽線を引いた翌日に買い気配で始まれば、前場寄り直後(何時に寄るかは注文状況によってさまざまですが)から10時までに高値を付けることが多くなっています。

最も実践的な売り方

大陽線の翌日に窓を開けて寄り付いたら売る

多くの仕手株が大陽線を引いた翌日に窓を開けて寄り付き、短時間でさらに出来高を伴い上昇した後で、急速に値を崩す傾向にあります。それは、仕手株の天井圏でのチャートの多くが「大陽線+長い上ヒゲの陰線」の組み合わせのパターンを描いていることで確認できます。

出来高が多いとき(値幅が大きいとき)に売る

仕手株が大量に持っている保有株を売り抜けるためには、高水準の出来高が必要だからです。仕手筋が演出した大出来高は、私たちにとっても利益確定の絶好の目安となり、また売り場となります。

とりあえず浮動株に近い出来高あるいは浮動株を超える出来高をこなしたら、(少なくとも一部は)売るべきです。

最近のデータを検証すると、一概に出来高の多い日が高値を付けているとは限りませんが、高値の前後1日も含めた3日間の範囲で見れば、そこが出来高が一番多い3日間となっているケースが多くなっています。仕手筋も1日ですべて売り抜けるのは不可能です。最低3日間から1週間は必要でしょう。

実際の売買例

◾️状況

1955東電通(2005年6月10日〜6月21日)

・75日移動平均は328円。これを上抜くと上昇トレンドに入ると考える。
・1時過ぎに、買い板も売り板も薄いなか、するすると上昇を加速させ始め、340円を超えてきた。ここで、終値で328円を超えてくるだろうと考え、打診買いを1万株、成行で発注。345円〜347円での約定となる。
・しかし、約定直後に350円の高値を付けてから利益確定売りに押され、330円台後半まで下がる。相変わらず板が薄い状況が続く。

こういった局面ではこう考える
「この株が本当の仕手株ならば、仕手筋は再び高値近辺まで買い上げ、売り玉が多く出てきたところを一気に買いたくなるハズ。このシナリオどおりになるか見極めなければ–」

仕手株においては、厚い売り板が出現したときは絶好の買い場になる可能性が高くなります。350円の売り板がまとめて買われるようなことがあれば、仕手株である可能性がかなり高くなり、急騰も近いと見ることができます。

結局この日は終値358円で引けました。

短期で急騰する仕手株には、前場は控え目な動きで後場から急騰してくるケースが多くありますが、東電通はこのパターンにも当てはまりました。仕手株である可能性がかなり高いといえるようになりました。

◆初動のストップ高はとりあえず利食いを優先する

何の材料もなしにストップ高することはありえません。仕手筋が介入していることは間違いないと確信できました。しかし、まだ仕手筋が介入しているという情報は一切流れてきていません。市場で「誰がやっているんだ」と騒いでいるあいだは、まだ相場は若いと考えられます。

だから、仕手筋が演出する初動の波乱が1回はあり得るとの読みが働きました。チャート上では、2日大陽線を引いてから大きな陰線を引くパターンが予測できました

ここは利益確定を優先して、波乱があったらまた安いところで買えばいいとの考えから、とりあえず一部を成行売りして様子を見ました。

◆初動からの1回目の大幅安は買いで対処する

読みどおり波乱が起きました。

売り気配で始まり安く寄ってから、株価は売り物に押され続けました。昨日提灯買いした個人投資家やディーラーの狼狽売りが出ている状況であることは冷静に観察できました。この下げは仕手筋がせっかく演出してくれたのですから、ぜひ積極的に買い向かいたいと考えました。

昨日の高値から10%下落したところで1万株買いを入れました。

この日はチャート上でも、前場の時点ですでに陰線を引いて天井圏のシグナルとして意識されるはらみ線を出現させており、後場の売り圧力を強める一因となりました。提灯買いをした個人投資家のなかでもチャートを重視する向きは、これによって振るい落とされたと見ることができます。そして、終日のチャートも大陰線を引いてはらみ線を完成させたので、弱気に傾いてしまった個人投資家が多いと考えられます。こうなると、戻り売りや空売りが出やすくなります。

◆利が乗ってきたら再び買い増す

弱気になった個人投資家の裏をかいてくるのが仕手筋です。

買い気配で始まり、寄り付いた後も株価は戻り売りや利益確定売りをこなし、上昇の一途を辿りました。前日とはまったく正反対の展開です。

ちなみにこの日のインターネットの掲示板では、相場はもう終わったという意見が大多数であったように記憶しています。空売りを推奨するような書き込みも多かったようです。私の経験上、こういう書き込みが多くなると、空売りが急増し踏み上げ相場に突入するので、逆に安心してしまいました

◆仕手筋から情報が出てきたら売るタイミングを考える

①これから3日間が勝負。それまでに少なくとも半分は売る。
②大陽線を引いたら、翌日には全部売る。

じりじりと高値を切り上げてきており、売り方は心理的に厳しくなってきました。掲示板でも、空売りしている投資家の心理が強気から弱気に傾きかけているのが見てとれました。こうなると踏み上げ相場への思惑が一層働いてきます

◆仕手筋から目標株価が出てきてから半分売る

目標株価の情報が、本物か偽物かは関係ありません。いえるのは、売るタイミングが近づいてきているということです。

仕手株に限らず、株式投資における利益確定の基本は売り上がりです。株価が上昇していく過程で、何回かに分けて売っていきます。私は基本的には2回か3回かに分けて売ります。

天井を付ける展開が予測できる日には、すべて売ってしまうことにしています。予測が外れたときは、結果的に売り下がりになってしまうこともあります。

翌営業日の前場は、買い気配で高く寄ったものの480円前後で揉み合う展開になりました。掲示板には、「480円からの上値は重い」という売り方の必死の書き込みが多数見られました

500円を超えて踏み上げ相場に突入するかどうかを観察。

ついに大引け10分前くらいに節目の500円を超えると、売り方の買い戻しと買い方の追撃買いも巻き込んで、株価の上昇は加速度を増してきました。あまりに勢いよく上がってきたので、持分の半分を成行で売却しました。

◆大陽線の翌日に窓を開けて寄り付いたら売り

翌日、チャート上の窓を開けてきたので迷わず成行売り。

この日は寄り付いてから高値を付けて陰線を引くと見ていましたが、予想に反して、1回下げてから切り返しました。前場引け後に、逆日歩5銭が付いたことが発表され、踏み上げ相場への思惑はさらにヒートアップしました

買い増しの株数は打診買いの2分の1前後

買い増しの株数は決して打診買いの株数を上回ってはなりません。
欲に目が眩んで買い増しの株数を多めにする個人投資家も多いようですが、これは平均買いコストを必要以上に高くしてしまうため、失敗したときの損切り株価も高くなってしまいます。その結果、振るい落としで損切りさせられて、大きな利益を逃してしまうこともあります。

基本的には次の日が上げれば買い増し、下げれば損切りか様子見となります。これはどんな仕手株を売買するにしても同じになります。

初動の波乱を予測する

仕手株が初動の段階で、値上がり率上位から一転して値下がり率上位になることはよくあることです。

初動の波乱は予測どおりでしたので、動じることはありませんでした。この日の下落が仕手株特有の振るい落としなのか、それとも前日で相場自体が終わってしまったのか、もう少し見極めて判断をしないと大きな利益を逃してしまいます。

出来高減少のなか、高値付近まで戻ってきたのをどう見るか

もともと浮動株も少ないなかで、ここのところ出来高もこなしてきているので、売りがほとんど出てこない状態になっていることが推測されます。

売買を振り返って

仕手株売買では、前もって前日に次の日の方針を決めて、相場に機械的に臨むことが重要です。

予測と違う動きをした場合にも、「そのときどうするか」あらかじめ決めておくべきです。そうすれば、その時その時の雰囲気に左右されず、迅速かつ冷静な対処ができるはずです。

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