こんにちは、管理人のみっちー(@m_hayashi )です。
今回はこちらの書籍をレビューしていきます↓↓
株式投資の経済番組にも出演されている福永博之さんが出されているということで、FXのみならず株のデイトレにも役に立つのではないかと思い手に取りました。
しっかりレビューしていきたいと思います!
□■もくじ■□
テクニカル指標が重要な理由
チャートの本来の意味は海図
チャートという言葉は、本来“海図”を意味します。海図とは、船が迷わずに目的地へとたどり着くための情報が記された文字通りの「海の地図」です。経験と勘だけに頼って目的地を目指すのは危険でもあり、たどり着ける確率も低くなります。しかし、過去に築き上げてきた情報(水深、地形や潮の流れなど)を記してあるチャート(海図)を頼りにすれば、安全かつ正確に航海できる確率が高くなります。
P18 デイトレーダーZERO氏
シグナルが点灯したら従うべきか
指標を世界中の投資家が見ていて、「クロスが出たら買いどき」だと皆が判断して買いの注文が増える。そうすると価格が上昇するんだ!
P6 福永博之氏
これは僕も長年悩んでいました。
「ゴールデンクロスになった=買われる」というのはただの傾向であり、そうなることが多かったという結果論の話かと思っていました。だから、当てにならないと。でも、実際は指標通りに動くことが多い。それはメインとなる参加者であるプロの投資家(機関投資家など)が指標を見て売買を判断しているからなんですね。
逆に、指標を知らないことによって思わぬタイミングで損失を出してしまう可能性もあるので、知識はつけておくに越したことはないですね。
相場は景気がよければ上昇、不景気なら下落とはなりません。なぜなら、相場に参加するすべての参加者は人間であり、人間には恐怖心や高揚感などがあるため、取引は常に冷静な状態で行われるわけではないのです。だからこそ、相場を客観的に見ることができるツール「チャート」が、他に投資家に先駆けて売買し、大きな利益を上げるために必要不可欠なのです!
P19 デイトレーダーZERO氏
他の書籍レビューでも言及していますが、いかにファンダメンタルズが良くても、結局その銘柄を買うかどうかを決めるのは人間(投資家)です。景気や企業業績(ファンダメンタルズ)から株価を予測するのは、ある意味ギャンブルだと思っています。対称的に、チャートはそれらの結果を忠実に再現した線なので、チャートを追っていった方が確実性が高まると言えると思うのです。だからこそ、チャートをしっかり学んでいきましょう!
チャートの表示期間はどれが適切か
トレードスタイルに合わせる
トレードスタイル | 表示期間 |
デイトレ | 時間足、5分足 |
スイング | 日足、4時間足 |
長期投資 | 週足、月足 |
チャートは複数の期間で見ること
例えばあなたがデイトレードをやってみたいのであれば、時間足チャートと5分足チャートの両方を見てほしいのです。この場合、時間足チャートで全体の大きな流れを把握しながら、5分足チャートを見て売買するポイントを決定するという使い方がベストですし、プロの投資家はおおむねこのような使い方をしています。
P37
東京時間における注目ポイント
9時には日本の経済指標が発表され、9時55分には銀行の仲値発表がある。その日の両替の値段がここで決まるので10時前後を中心に動きやすくなる。相場は12時には一服する。
P39
やはりFXのデイトレーダーにはボラティリティが必要なので、時間別に戦略を立てて臨みたいですね。
移動平均線は大きなトレンドを見るもっともポピュラーな分析法
何日線を見るべきか
一般に25日線、75日線が中期の移動平均線でよく使われており、長期では200日線が移動平均線でポピュラーだ。
P52
基本的に25日線以上をみて大きなトレンドを判断するとのことです!
より長い日数の移動平均線ほど効きやすい
「移動平均線はあくまでも過去何日間かの平均値です。平均値はその期間に取引をした人たちの実際の取引価格として、目安の値になります。すると、サポート(支持)やレジスタンス(抵抗)になりやすいんですよ」
(中略)
「サポートとレジスタンスには前回の高値・安値を使う人が多いですが、移動平均線だってポイントになるんです」
(中略)
「過去の価格の平均値が移動平均線ですから、価格にとっては居心地がいいところなのでしょう。より長期の移動平均線ほど、より多い日数の平均値です。200日線ほどのサポート&レジスタンスは効きやすくなりますね」
P54
ただし為替の場合は突然大きな動きをして平均線を越える動きをすることもあるので、信頼しきるのはだめです!
ゴールデンクロス・デッドクロスは鉄板
移動平均線には鉄板パターンとも呼べるような売買シグナルが存在する。
「ゴールデンクロスと呼ばれる“買い”のシグナルです。短期の移動平均線が、中期・長期の移動平均線を下から上抜けていく形になれば、すでに価格は上昇していて、そこから上昇トレンドとして、さらに価格が上昇する可能性が高まります」
P56
理想は「中期・長期の移動平均線が横ばいになっている状態から、短期線が上抜けする」状態です!
適切な時間軸の組み合わせ
「ダマシを回避するには、短期と中期、長期の複数期間の移動平均線を見るのがよいでしょうね」
P58
FXのパラメータ設定は以下の組み合わせがよく使われているとのことです。
短期の移動平均線 | 10日、15日 |
長期の移動平均線 | 25日、45日 |
移動平均線は単線でみるのではなく、組み合わせてみていくことが大切です。
福永さんいわく、為替の場合は15日移動平均線がベースになり、米ドル/円の場合は15日線と45日線の相性がいいようです。
短すぎても長すぎてもダメ
「例えば、5日移動平均線と10日移動平均線を使って、短い時間足のチャートを見ると、どちらも比較的短期の移動平均線なので頻繁にゴールデンクロス、デッドクロスが出てしまいます」
P58(短い期間の移動平均線はダマシの危険が高くなる)
これは私管理人も長年の謎でした。ネットで「ゴールデンクロス」と検索すると、アルゴが今日ゴールデンクロスした銘柄を教えてくれますよ~というサイトがいくつか出てきます。でもそれらのチャートを見てみると、あまりに短い期間で取っているのです。そしてだいたいは「今日急騰した銘柄」だったりするのです。いや、自分が探しているのはそういうんじゃないんだよな~と悩んでいたのですが、やっと解決しました。適切な期間の組み合わせで見ていくことが正しいんですね。
ちなみに25日線と35日線の組み合わせなどは長すぎて反応が遅くなってしまうとのことです。
移動平均乖離率はFXに効果あり!
グランビルの法則のなかで福永さんが重視しているのが、“移動平均線と価格のかい離”。とくにローソク足にヒゲが出やすい為替は、終値の平均値を結んだ移動平均線とのかい離が出やすいので、この法則が威力を発揮するという。
P62
上昇トレンド中で移動平均線から乖離したローソク足が上髭を付けたら売り(または新規売り)を考えたいですねとのことです。
乖離率の目安は
単純に上髭を付けたときの先端の値を、その時の移動平均線上の数値で割れば乖離率が出ますが、具体的に〇%乖離したら売りだ!とは決めつけない方がいいようです。というのも、〇〇ショックの初期だとそれまでの平均した乖離率をはるかに超える下落をこれからする可能性があるのに、「よし、〇%乖離したから買いだ!」と安直に行動したら痛い目にあいます。相場状況に対して柔軟に対応することが大切です。
もし目安にするなら、過去最大どれくらい乖離したかを見ると良いそうです。ただし南アフリカランド/円のようなマイナー通貨だと値動きが小さすぎて適用できない場合があるので注意が必要です。
無料で使えるリアルタイム情報サイト
「FXライブ!」
大手のセントラル短資FXで口座開設をした人に向けた情報サイト「FXライブ!」がおすすめとのことです。
なかでも代表的なテクニカル指標を基にした売買のタイミングを「売買シグナル」として表示する“シグナルチャート”は、FX初心者にとって心強い味方だ。テクニカル分析が苦手な投資家でも、かんたんに活用できる優れたサービスなのだ!
P67
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