買いシグナル㉝上放れ「たすき線」【ローソク足】

投稿日:2019年12月24日 更新日:

▷たすき(タスキ、襷)とは

お祭りや農作業でみかけるこのバッテンのような縛り方を「たすき掛け」と言いますね。運動会や政治家のスピーチで利用するものも「たすき」と言いますが、本来的な意味としては前者の方みたいです。

◾️(陰の)たすき線

「陽線を付けた翌日、前日終値よりも低く寄り付き、前日始値よりも低く引けたローソク足の組み合わせ」のこと

しかし、当チャートのように、「前日始値よりも低く引け」ていなくても、「陽線に対して、それを打ち消すかのような陰線が、上げの途中に出た」ようなざっくりとした認識でもOK。

◾️状況

投資では利益確定の売りは必ずある。
それをこなすために、株価が一時的に下がる。
実はこの動きが株価の上値を高くする。

買い一方であれば、買った人ばかりになり、「売り待ち」の人が多くなる。
いわゆる「重い」状態で、これは株価の上げを重くするのだ。

しかし、たすき掛けの売りが出れば、買う人もいるが、売る人もいることが示される。
売った人は次にまた買うだろう。新しい買い方が出てくる。

売り買いの回転で、次第に高値に向かう。

この循環が株価の上げを可能にする。だから、このシグナルはきちんと見ておく必要がある。
押し目買いのポイントなのである。
底値を付けて上げ始めた時に、利食いのための下げが小幅になったら「押し目買い」のチャンスとなる。

「陰線はよくない」というトラウマは避けたい。陰線がたまに出ることは、株価の勢いの補給のようなものだ。

☝ポイント

次のローソク足が陽線であることを確認した段階で買いを入れましょう!上昇トレンド継続の兆候です。

「上放れ」という動き自体が『上昇トレンド』を予感させる動きなので、この陰線が「押し目買い」の機会であったということが後々わかることになります。

👇類似(たすき線と差し込み線は似ています)

⏬逆のパターン

⬇️参考文献

鬼100則 21 上放れの「たすき線」

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