こちらの記事は後編:小松原氏の主張についてまとめています。
前編:片山氏の主張についてはこちらをご覧ください👇
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後編:小松原周氏
小松原氏の発言は、個人投資家にとってとても参考になる意見ばかりです。
普段は機関投資家の投資戦略について知る機会もないですからね。
ポイントだけまとめていきたいと思います。
機関投資家はどのようなニュースを見ている?
プロのファンドマネージャーは、どういう情報、ニュースソースに注目しているのかというと、実は一般に流通しているものを重視しています。みなさんが日頃から接している情報源と、あまり変わりません。
びっくりですね。ただし、各業界の業界新聞、専門誌は見るようです。
ゲーム業界だと「Social Game Info」というサイトや「CONSULGAMER」という英文のサイトなどを見ているとのことです。
トレンドを掴める人、掴めない人の決定的な違いは、「好奇心」の有無にあります。それは「何でも知りたい性」、要するに知性の問題です。長年にわたって生き残っているファンドマネージャーを見ると、やはり好奇心の塊のようで、「そんなことまで調べているのか」と、驚いてしまうようなマニアックな情報まで調べていたりします。
個人投資家でも、好奇心さえあればトレンドが掴めると言っていました。
機関投資家が投資したくなる会社とは?
社長編
会社を見る上で最も重要なことは何かと問われれば、間違いなく「社長の質」と答えます。会社の業績が伸びるか伸びないかを決める要素の8割以上は、社長次第といっても過言ではありません。
(中略)
歴史上の人物を見ても、成功した指導者は共通して、意思決定が素早く適切で、思考に偏りがなく合理的で、その一方で人の心を奮い立たせてくれるカリスマ性を併せ持っています。
例として信越化学の金川氏を挙げていました。
個人投資家も必ず社長については調べることを勧めています。
どれだけ調べても何ひとつ社長の人と成りを知る手段が見つからなければ、株主の方を向いていない会社と言えるので投資をする必要はないとも言っております。
組織編
「フェア」で「オープン」であること
組織がフェアであるとは、具体的にいえば、実力主義が貫かれているかどうかということです。人事評価や給料が年齢で決まるのではなく、公正な実力や実績の評価によって決められているかどうかをチェックします。
組織がオープンであるとは、いわゆる風通しの良さのことをいいます。社員の誰もが、自分の意見やアイデアを述べられるような環境が理想です。それとは逆に、社長が帝王のようになっていて、その指示がすべてという会社もあります。
逆にワンマン経営者が頂点に君臨しているような企業には、いくら今期や来期の業績が伸びるとしても、基本的に投資はしないそうです。
ビジネス編
競争力があるかどうか
例としてクラレを挙げています。
液晶モニターになくてはならない部材に偏光板というものがあり、その中核部材であるPVAフィルムにおいて、世界シェアの8割を有していました。他の誰にも作れない技術であることから、小松原氏の推計では60%を超える驚異的な営業利益率があったそうです。
その後、日東電工や住友化学がその分野に参入してきたらしいのですが、『組織力』があったので、たとえひとつの製品が他社に真似されたとしても、別の技術やアイデアで新しい製品・サービスを生み出し、企業の命脈を伸ばしてくれたということです。
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