昔、会社の上司に勧められた書籍です。
この本でちきりんさんの存在を知りました。
上司が勧めるものですから、金融の仕事に役立つ本なのかな?と思っていましたが、ビジネス全般に役立ちそうな内容となっておりました。
むしろ、今このBLOGをやっていることにもつながっていると思います。
マーケット感覚とは
マーケット感覚=
「顧客が、市場で価値を取引する場面を、直感的に思い浮かべられる能力」
あるときふと自分の足もとを見ると、そこに大きな金塊があったとします。大人なら誰でも、びっくり仰天するでしょう。慌てて家族や友人を呼んだり、スマホで写真を撮ったり、持ち上げて重さを確認したりと大興奮しますよね。なぜなら私たちは、「金塊には価値がある」と知っているからです。
ところが幼児や動物の足もとに金塊を置いても、それは単に、キレイな石に過ぎません。最初は触ったり舐めたりして興味を示すでしょうが、食べられそうもないし、おもしろいことは何も起こらないと理解した時点で、彼らは金塊を放置し、他の食べ物やおもちゃを探しに行ってしまいます。
幼児や動物には、すぐ身近にある金塊の価値に気づく能力がないのです。このように、自分のすぐそばに「価値あるもの」が存在していても、その価値を認識する力がないと、「自分の周りには何も価値あるものがない」と思えてしまいます。
誰にとってどんな価値があるのか、見極める能力
長く仕事から離れていたため、パートやアルバイトしか職が見つからないと嘆く専業主婦の人がたくさんいます。その一方、主婦スキルを最大限に活かし、キャラクター弁当のレシピ動画作成、収納のカリスマアドバイザーや、しつけや教育のコンサルタントとして、一般の会社員以上に成功する人もいます。
この専業主婦と元専業主婦の違いは、価値あるスキルの差でしょうか? そうではなく、主婦業を通して身につけたスキルが、「誰にとってどんな価値があるのか、見極める能力」に、差があるのではないでしょうか?
一流大学を卒業した後、一流企業に10年以上も勤めながら、「自分には、市場で売れる特別な能力はなにもない。だから組織を離れたらやっていけない」と考える人がいます。そういう人の中には、多忙な仕事の合間をぬって学校に通い、資格を取得したり、外国語を学んだりして「市場で売れる能力を身につけよう」と必死に頑張る人もいます。
けれどその姿は、自分の足もとにある金塊に目もくれず、「何か価値あるモノ」を手に入れようとしてアチコチ探し回る、幼児や動物の姿に似ています。
どんな分野であれ10年も働いたら、「自分には売れるモノなど何もない」なんてことはありえません。もしそう感じるのだとしたら、その人に足りないのは「価値ある能力」ではなく、「価値ある能力に、気がつく能力」です。
SNSの発達により、誰でも市場(マーケット)を創造できる
「不満買取センター」の例
これまで考えられないようなサービスが生まれている。
私がこの本を読んで、自分なりの解釈ですが、一番共感した部分です。
誰にでもオンリーワンの強みがあって、それが正しいかどうかなんてやってみないとわからない。自ら発信してみるんだ!と心に誓いました。
それが当ブログの開設にもつながっています!
昔、就活生に「今のうちに読んだ方がいいおすすめの本、ありますか?」と聞かれたときにとっさに口から出たのがこの本でした。
おすすめです!
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