こんにちは、管理人のみっちー(@m_hayashi )です。
今回はこちらの書籍をレビューしていきます↓↓
□■もくじ■□
本書の特徴
例題を多数用いてより実践的に解説していただいています。
実際に自分が取引することを想定して、「自分なら買いで入るかな?それとも売りかな?」と何度もシミュレーションして鍛えることができそうです。
テクニカル的戦略
3つの道具
①ローソク足
②移動平均線
③節目
基本的にこれ以外の道具は使いません。これらを使って値動きのクセを見抜き、先の動きを予測するのが株式投資における技術です。
例えば、料理人にとって包丁は道具ですが、同じ包丁を使っても、その人の技量によって、料理の出来が違ってきます。料理の良し悪しは包丁を使う人の腕によるところが大きいと言えます。
腕とは技術のことです。そして技術は、日々の鍛錬によって身についたものです。
P47
ローソク足が100日線の上なら買い
ローソク足が100日線の上にあれば、「買い」で戦う。上級者になれば「売り」で戦えるが、基本的にリスクは冒さない。
ローソク足が100日線の上にあるということは、過去100日間の平均株価より、現在の株価のほうが“高い”ということなので、上昇する可能性が高いと予測できます。
上昇局面では「買い」で戦います。
(中略)
100日線の上にローソク足があるときは、下がっても空売りを入れず、株価が再び上がり始めてから、買ったほうが利益を得られやすく、リスクは小さいといえます。
P15
基本的に「順張り」戦略と言えますね。変に逆張りの欲を出すと損することになりそうです。100日線ということなので、見るチャートの期間は『日足』を選びましょう。
本ブログには記載しませんが、反対に「ローソク足が100日線の下にあれば売り」になります。
ちなみに移動平均線を表示させるのに、パンローリング社の「チャートギャラリー」というソフトを使用しているそうです。
エントリー後に100日線を跨いだら(踏んだだけでも)手仕舞い
本書では、100日線を陰線で下回ったタイミングでエントリーをし、翌日に陽線のローソク足が100日線を踏んで終わりました。「踏んだ」とは、上でも下でもなく、100日移動平均線の真上に位置している状態です。
よく、含み損が20万円にも、30万円にもなったと嘆いている人がいますが、それは損切りのタイミングを見失っているからです。
相場式ではこのように予測が難しい局面を迎えたら、すぐに手じまいをします。よってマイナスが膨大にふくらんでいくことはまずありません。
(中略)
トレードでは上級者でも、10回のうち2回は予測が外れると思ってください。見方を変えれば、8回は成功するのです。ですから、損切りをしても、その後、8回の成功で損は十分取り戻せるはずです。
P19
新ルール:「買いで戦うのは、5日線の上に陽線」
先ほどの「ローソク足が100日線の上なら買い」に新しいルールを加えます。「5日線の上に陽線」です。
もちろん、「ローソク足が100日線の下なら売り」の状況においては「5日線の下に陰線」です。
ルールを満たしてもコマはがまん
コマは上か下か、迷いのシグナルです。そのため、コマではエントリーしません。
下落トレンドでの1つ目の陽線はがまん!
「5日線の下に陰線」というルールが破られたとしても、それが1つ目であれば我慢します。
特に、「ローソク足が100日線の下なら売り」というより大きなトレンドが崩れていなければ、保有継続しましょう。
もう少し、保有していてもいいのですが、前の安値で下げ止まる可能性もあるので危険を冒さず、手じまいにしましょう。
P24
節目を超えたらポジションを追加
ここで考えてほしいのは500円という節目です。今まで500円を抜けず、下落しています。今まで、なかなか500円を抜けて上昇できませんでした。ですから、この場面でも500円は大きな意味を持ちます。もし、500円を超えたら買いを追加です。
(中略)
続騰して前の高値を抜きました。そのうえ、節目の500円も超えました。移動平均線もPPPになりました。これは明らかにストライクゾーンですね。
建玉を2つ追加して、買いを3にしましょう。
P31
心理的戦略
100%需給
相場式トレードは投資対象の銘柄を探す際、業績の良し悪しは考慮しません。株価が動くのは100%需給によると考えるからです。需給とは買い手と売り手の力関係です。そして需給は投資家心理に左右されます。
(中略)
投資家心理を反映したチャートは過去の動きから大きく外れることはないと思われます。つまり、上げたら下げる、下げたら上げるという繰り返しで、チャートには「再現性」があるということです。ですから、チャートから今後の動きが予測できるのです。
P55
株価は会社の業績というよりは、マーケットの需給で動いているといえます。
会社の業績を決算書などで分析しトレードするとしたら、株価の上下、もみ合いに対応しきれません。
P56
確信を持ってトレードできる局面を待つ!
読者のみなさんはトレードが大好きですから、「何か建玉を入れたいな!」「何もしないのはもったいないなあ」と思うかもしれません。
(中略)
では、何を待っているのでしょうか?
それは「買い」か「売り」か、ある程度の確信を持ってトレードできる局面です。
野球でいえば、バッターボックスに立つ打者がストライクゾーンに入ってくる球を待つのと同じです。ボール球を打っても、なかなかヒットにはなりません。手を出したいのをがまんしてド真ん中のストライクを待つ。ストライクが来たときだけバットを振るーーそれがクリーンヒットになり、ときにはホームランになります。
P20-21
そのような人の多くは回避できたはずのリスクを回避せず、いわばボール球に手を出し、あげくの果てに肝心のストライクを見逃し、アウトになっているのです。
P29
この意見は思い当たる節があり、心痛い思いで読んでいました笑
野球で言えばプロでも打率3割ですから、3回に1回当たればいいくらいの気持ちでやった方がいいかもしれませんね。
刻むトレードはゆったりトレード
「刻んで取るのは、いつもパソコンに張り付いて売買する、忙しいトレードなんじゃないか?そんな時間ないよ」と思われるかもしれません。
(中略)
上げ下げの期間は1〜2カ月、早いときでも半月です。
すると売買回数は1カ月から半月の上げ下げを取っていくのですから月に1回、多くても1.5回から2回の売買となるわけです。
P53-54
夜空いている時間に売買の判断をすればいい
売買は昼間、相場が開いている時間にパソコンにずっと張り付く必要があるのかといえば……その必要はありません!
夜、日足チャートを見て、売買を考え、翌日、注文を入れればいいのです。あるいは、その日のローソク足が完成しそうな午後2時半以降に(東証市場の終了時間の3時前に)、1日1回チャートを見ればいいだけです。
チャートを見て、上昇か下落かを相場式で予測します。基礎がきちんと学習できていれば1銘柄を5分で判断できます。毎日売買する必要も、昼間パソコンに張り付く必要もないのです。
P54
株は職人技(手に職)であり、訓練すればそれだけで食べていけるレベルになる
私は常々、「株は技術だ」「私は株職人だ」と公言しています。
株式投資には特別な才能もセンスも必要ありません。ましてや“運”などまったく関係ありません。株式投資は職人の世界と同じです。一流の技術を持った職人が、その技術で一生食べていけるのと同じで、技術をきちんと身につければコンスタントに稼ぐことができるのです。
P46
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