こんにちは、管理人のみっちー(@m_hayashi )です。
今回はこちらの書籍をレビューしていきます↓↓
今回レビューする書籍(基本編)に関して、のちに続編(実戦編)が出版されています↓↓
こちらに関してもレビューさせていただきましたので、あわせてご覧いただくことで理解が深まると思います↓↓
本書におけるPART1の部分ですが、私は過去に様々な書籍を読んでチャートの基礎はできているため、特に重要だと感じた点、または新たな知識となった点についてのみ記載します。
ローソク足の基礎を学びたい方は、当ブログのテクニカルチャート記事一覧をご覧ください。
では本編に入ります!
□■もくじ■□
①5分足を見る
1分足や3分足ではダメなのか
5分足とは、5分間という短い時間内における株価の動きをローソク足で表したもので、インターネットでの株式売買が盛んになったことで、証券会社が投資家向けのデータとして新たに提供しています。もっと細かい1分足もありますが、これは細かすぎます。
P62 デイトレに「5分足」は欠かせない!
これは私がデイトレを始めてからまず最初に疑問に思った点です。
私はテスタさんのYouTube配信を参考にしているのですが、「スキャルピングでは何分足を見ていますか」という質問に対して以下のように答えていました。
「1分足って僕見たことないんで、3分足で見てます。僕が3分足にした理由って、なんかかっこよさそうってだけの理由でしたんで。マケスピ(マーケットスピード)は当時1分足と5分足が主流だったんですよ。1分と5分でみんなやってるのに、3分とかめっちゃかっこいいやんと思って。」
しかしその後、以下のようにも回答しています。
「5分足でいいんじゃないですかね。後々すごい何年か後に気づいたんですけど、(こういうときに)反発するって本に書いてるところとかで全然反発しないから、全然しないわ~と思ってたら、5分足で見ると移動平均線みたいな所に当たるタイミングでも3分足当たってないんですよね。なので5分足の方が良いんじゃないですかね。僕は3分足に慣れてたんでそこからずっと3分足でやってましたけど。」
私がテクニカル分析をする上で大切だと思っているのは、「主要な投資家が何分足を見て投資判断をしているか」です。テスタさんはたまたま3分足でしたが、今回の著者小山氏が提言するように他の多くの投資家は5分足で見ている可能性が高いので、だまされたつもりで5分足を見ていくことにします!
日足・週足・月足と見方は同じか違うか
著者によると、同じであるとのことです。
ただしデイトレにおいてはスイングや中長期投資に比べてテクニカル分析がより重要になってくるので、瞬時に判断できるように多くを覚えて頭に叩き込んでおくことが大切です↓↓
デイトレでは、瞬時の株価変動の読み方が必要になってきます。
秒刻み、分刻みの判断で売買を行なうのがデイトレなので、その時の株価の次の展開をいかに読めるかどうかが成功の大きな分かれ目になります。
本書では5分間という短時間のローソク足の組み合わせで、売りと買いでそれぞれ判断の決め手となる様々なシグナルをできるだけ多くあげました。これは短期の利幅取りに大いに役に立ちますから、頭にしっかり叩き込んでください。
デイトレは理論よりも勘で行なうことが多いので、「上げ・下げ」のシグナルをいかに多く知るかが成功の鍵となります。
P3
また、日足と組み合わせて見ていくことが大切とも述べており、そのあたりのことはPART5(最終章)で解説してくれていますので、おいおい載せていきたいと思います。
②5分足+移動平均線の組み合わせでトレンドを読み取る
たとえ株価が一時的に下げてきても、移動平均線を下回らなければ反発して再び上がる可能性が出てきます。この傾向を読み取ることが大切なのです。
P68
ローソク足だけを見ていると、株価が下げてきて5分足が陰線になったとき、「あーやばい下落基調になったのかな?今すぐ売らなきゃ!」と思ってしまいます。しかし実際は次なる上昇に向けて、押し目買いのチャンスかもしれません。それを読み取るには、移動平均線とのバランスで見ていく必要があります。
「何を当たり前のことを言っているんだ」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際に自分で証券会社のページから取引するとこの重要性がわかります。最初からご丁寧に5分足+移動平均線が用意されているわけではありません。自分でちゃんと設定しなければならないのです。そのため、「移動平均線を設定し忘れて、5分足だけで取引してしまっていた」なんていうこともざらに起きます。
基本的な指標にはなりますが、ゴールデンクロスやデッドクロスも発見できなくなってしまいますので、きちんと忘れずに設定しておきましょう。
③日経平均の5分足も表示しておく
多くの銘柄は日経平均に連動します。個別銘柄の取引に際しては、日経平均の動きは先行指標とも言えます。なので日経平均の動いた方向に合わせて売買判断を決めることが大切です。逆に日経を見ずに取引することはある意味危険な行為と言えるでしょう。
日経平均株価の動きを5分足で画面に出しておき、一方で、めぼしい個々の銘柄の5分足も出しておきます。さらに注文価格も出しておいて売買注文を行ないます。
そうなると、パソコンは最低でも3台が必要になりますが、投資効率を良くするためには必要です。1台でできないことはありませんが、操作が煩雑になるし、素早い売買のタイミングやメモリにも問題がでてきます。
(中略)
相場の動きを的確に掴むには、常に必要なデータを画面上にアップしておかなければなりません。パソコン1台で勝負している人が多いと思いますが、これではプロのディーラーには太刀打ちできません。
P72
私も3台使用しています。
今はBENQの「GL2460」シリーズを使っています。リーズナブルなわりに画質もよく、あとなぜかデフォルトで広角画面で見えるので重宝しています。
④重要シグナル
デイトレの重要シグナルは「上ヒゲ」と「下ヒゲ」
ローソク足で最も確率の高いシグナルは、なんと言っても「ヒゲ」です。チャートは役に立たないと言い張る投資家やプロでも、これだけは無視できないはずです。もし無視していたら、投資効率はきわめて悪くなります。
P74
ヒゲについては当ブログでも解説させていただいております↓↓
ヒゲを見ることで天井と底値を見極められます。ヒゲを見つけたらラッキーですね。
ヒゲを見つけたらとりあえず買い(売り)!
ローソク足に出る「下ヒゲ」ほど、投資家にとっておいしいシグナルはありません。
(中略)
ですから、このシグナルを確認したら、直ちに買いを入れることが大切です。すばやい買いがその後の株価の戻しや反発の場面で利益を確保できる可能性を大きくします。
株式投資では「どこで買うか」が重要なポイントです。ところが「ここが買いかな」と考えても、迷ってしまいがちです。それは予測が必ず当たるとは限らないからです。つまり、完全に予測できるデータがないからです。
しかし株価が下落したときに下ヒゲが出ると、きわめて高い確率で株価の上げを予測できますので、買いのタイミングとしては最大のチャンスです。
P84 下ヒゲは高い確率で「買い」のチャンス!
下ヒゲは長いほど信頼度が増します!
「下ヒゲの駄目押し」なら即買い!
下ヒゲのタイミングで買いを入れてもまた下がり、再び下ヒゲが出るというケースも時にはあります。このシグナルは「下ヒゲの駄目押し」といいます。
売りの勢力が売っても売っても買いが入り株価を戻すので、下ヒゲとなるのです。この形になると、投資家は「この下の株価はないな」と判断するようになります。そのために、たとえいかなる売りがあっても買いが多くなり陽線が出てきます。それが「買い安心」につながります。すると株価は買い一色になり、急反発します。
P86
買ったあとすぐに下げると大変不安な気持ちになるものです。しかしこの駄目押しというシグナルを信じていれば、自信をもってナンピン買いができます。
2本の下ヒゲ、あるいは下ヒゲの後に陰線が出たときは下値の強烈な確認になるので、買いを入れなければなりません。それも「即時」であることが必要です。早ければ早いほど株価の上昇の幅が大きく取れるので、もたもたしていてはならないのです。
P86
事前に「ここで買うぞ」と決めておくことで、即時に決断することができます。もしこれが騙しで損失を被ったとしたら、すぐに損切りすることが大切ですね。
上げ始めても、際限なく上がるのではなく、やがては持ち合いに入ります。そこで「売り逃げ」をします。この機会を逃すと今度は不利な「売り急ぎ」になってしまいます。
タイミングを逃さないように注意しなければなりません。
P86
下値に出る「三角持ち合い放れ」は有望
株価が朝から下値付近で小刻みに上下しているときには、その動きをしっかり追いかけていく必要があります。
下値のままで終わり、さえない株価になるときもありますが、それは日経平均株価がさえない日が多いのです。日経平均株価が上がっているときは、その銘柄の需給関係でたまたま一時的に持ち合いに入っているだけなので、株価の方向は上に向いてもおかしくはないのです。
P88
このシグナルは当ブログでも過去に解説しておりますが↓↓
発生する位置が下値かどうかは言及しておりませんでした。
著者が言うように、「日経は上がってるのになぜかこの銘柄動きないな~」と思うことは経験があるので、そういった銘柄を見つけたらチャンスと思わないといけないですね!
上昇中の「一時的な下げの演出」は押し目買いのチャンス!
株式の売買では、売買の気配の「騙し」は日常茶飯事です。いかに他人を騙し、脅かし、それに乗じて「安く買う」という手法は、プロの投資家の取る戦略です。
特に上げ過程では多くの株数を仕込みたいので、売り浴びせて「相場を冷やし」ながらの株価操作が見られます。
P102
これを見破るためには、差し込み線を見つけることです。
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