【書籍による解説】
株価が下落しているとき、陰線と陽線の底(安値)が、ほぼ同じ値段でそろう足型を「毛抜き底」といいます。
この名前は、ピタリとそろったローソクの底で、美容のために使われる毛抜きの形に似ているところから来ています。
それまで株価が下がり続いてきた底値圏で陽線が現れ、前日の陰線と安値が同じということは、これ以上下落する可能性が少ないことを示唆します。そのため、「ここから上昇が期待できるかもしれない」と判断することもできるのです。
ただし、毛抜き底は下落の途中で現れることもあり、だまされないようにする注意が必要です。正しく毛抜き底を判断するためには、株価の動きが長期間停滞していることが大前提となります。
P102 ズバリわかる!株価チャートの読み方・使い方
・毛抜き底の次のローソク足は大陽線、または長い下ヒゲが付くことが多い。
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