
■概要
・上昇の終期での大陽線は、最終段階の上げ場面の可能性、つまり最高値(天井)へ到達している可能性を示しています。
・チャート左半分では、上昇の終期で上値が重くなってからジグザグに上値・下値を切り上げていき、徐々に高値を更新しています。そのレンジ上限を抜け出す格好で、一気に高値を更新する大陽線が現れることがあります。このような動きを見せた大陽線の高値付近が天井になる可能性があります。
・「これ以上利益は望めない」と判断した投資家による売りが続々と入って大きく一気に下げることがあります。
〈参考〉
ボクシングの試合をイメージしてください。途中まで五分五分の戦いだったのが、ある瞬間に急に強烈な反撃を開始、あるいは相手に途中のラウンドまで押されていたが、ある瞬間急に強烈な反撃開始。このようなときは「よし!これからいける」と思います。株価のチャートでいえば下の2つです。
・株価が横ばいの状態できていたとき長い陽線が出た
・株価がどんどん下がっていたとき長い陽線が出た
この2つの場合は素直に陽線の本来持つ明るいきざしを読み取って買いサインと受け取ります。
しかし、勝っている試合の最終ラウンドで、ノックアウトしようと、残りのすべての力を出しきって、ラストスパートをかけて勝った場合はどうでしょうか?
確かにここまでは勝ち続けました。しかしもう力は残っていません。もうこれ以上勝ち続けることはできません。
(中略)
この場合は、素直に陽線の本来持つ明るいきざしと読むことはできません。〈最後の輝き〉が燃え尽きたと見て、残念ながら売りサインと受け取ります。
出所:株とFX たったの3時間でプロ並にチャートが読めるようになる P24「長い陽線は出る場所で読み方が変わります」
☝️ポイント
・本当に上昇の最終段階なのか、それとも上昇を続けるのかどうかは、その後の動きで判断します。このような動きになっても、価格がなかなか動かない保合に入ったり、小幅な下げに留まるようなら、さらに上昇する可能性があります。
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