こんにちは、管理人のみっちー(@m_hayashi )です。
今回はこちらの書籍をレビューしていきます↓↓
□■もくじ■□
著者プロフィール
◎藤本 茂(ふじもと・しげる)
1936(二・二六事件の起こった昭和11)年、貧農の4人きょうだいの末っ子として生まれる。高校卒業後ペットショップに勤務。そこで証券会社勤務のお客と出会ったことから、19歳で投資を始める。その後、雀荘を経営しつつ株式投資に打ち込み、1986年に転換社債の投資を機に専業投資家となる。2002年、66歳のときに生涯で初めてパソコンを買い、ネット取引を開始。いまでは取引時間中はマーケット・経済ニュース専門のチャンネル「日経CNBC」の株式市況の放送をつけっぱなしにしながら、3台のパソコンとモニターで常時80銘柄ほどチェック。月6億円分を売買する。デイトレードがなにより大好きで、テクニカル指標を重視し、命の続く限り現役デイトレーダーを続ける意気込み。「投資に年齢は関係ない」がモットー。1990年代のバブル崩壊、2008年のリーマンショックによる激動の波乱相場も乗り越え、資産18億円を築く。テクニカル分析に経験と勘を織り交ぜ、巨額資金を運用する機関投資家にも立ち向かう。毎朝2時起きで相場に挑む投資歴68年、87歳の現役デイトレーダー。
奇しくも管理人のおじいちゃんと同じ年です。
うちのじいちゃんがパソコンに向き合ってデイトレしてる姿は想像できません。
本題
損切りはあまりしない
投資家の間では、よく「損切り」が重要だといわれますが、私の場合、損切りはあまり考えていません。
もちろん、「明日は今日より下がるはずだ」と明確にわかっていれば売ります。けれど、「いくら下がったら損切りする」といったルールは設けていないのです。同じように、「いくら上がったら売る」というのも決めていません。
3割上がってもまだ上がると思ったら持っていますし、3円上がっただけでも売りにいくこともあります。
基本的に「将来に期待できる」と思った銘柄の株を買っているので、保有し続けることが多いんです。そんなふうに含み損を抱えた銘柄も保有しているため、評価損益としてもマイナス2億円以上あります。
P215
2億円という損失額に驚きました。普通はその数字を見ただけで落胆してしまいそうですが、余裕資金が十分にあることで損切りしなくてもいけるそうです。
また、税金対策として損出しして活用しているとのことです。
有名投資家の発言の裏には何かある
でも私は、バフェットの言うことは、そのまま鵜呑みにしていません。それはなぜか? 彼がファンドを経営しているからです。彼がなぜ銘柄について語るのか。それはつまるところ、「自分の利益になるから」に尽きます。
自分が発言したことで株価が上がる。株価が上がったところで売れば、当然利益が得られるわけです。それがバフェットの狙いですよ。
P218
こう言った行為はファンドならみんなやっているとのことで、ソフトバンクの孫正義さん、旧村上ファンドの村上世彰さんの名前も出ていました。
勝てない人は、勝てない理由を探している
私は、個人投資家にとって、これほどいい時代はないと思っています。ネットではほしい株価がすぐに買えるし、手数料も安い。チャートも決算も、ネットですぐに調べられる。
結局、機関投資家に勝てない人は、勝てない理由を挙げてその理由に満足しているにすぎません。
P228
ぐうの音も出ません。おっしゃる通りでございます。
IPOセカンダリー投資にも注目
IPOセカンダリーとは
私はIPO株も購入しています。
新規公開される株式は、上場前に「公募価格」で売りに出され、上場後に「初値」が付きます。家でもなんでもそうですが、日本人は新しいものが好きなので、初値が公募価格よりも高いケースは多いんです。
ただ、IPO株自体は抽選で割り当てられますから、基本的には「当たらないもの」だと思っています。しかも、IPO時点で買える株数には限度があります。だいたい最低単元の「100株」程度なので、買えたところで儲けは知れています。
P233
こういった理由でIPOセカンダリー投資を行なっているとのことです。セカンダリーとは、上場直後に該当の株を購入することです。
抽選で決まるIPOと違い、IPOセカンダリー投資であれば、すでに上場しているわけですから、誰しも同じだけのチャンスがあります。
しかも、値動きが激しい傾向があり、短い期間で株価がめまぐるしく上下することもあります。まさにデイトレーダーとしての腕の見せどころというわけです。
IPOセカンダリー投資は、まだ安定していない小型株が多いですから、ハイリスク・ハイリターンといえるでしょう。
P233-234
特に狙うべきIPOはこれだ
とくに期待できるのは、上場初日に注文が相次ぎ、初値が付かなかったときです。上場初日に初音が形成されないと、その翌日にもストップ高で初値が付かないといった事態を避けるため、買い付け代金をその日に徴収する「買付代金即日徴収規制」の措置がとられます。
これはその名のとおり、注文当日に現金が徴収される制度です。通常、株取引では約定日から起算して3営業日目に決済されます。そのため、通常であればまだ受け渡しされていない資金であっても、約定さえしていれば、その資金を買い付けに充てることができますが、買付代金即日徴収規制が実施されると、すでに受け渡しが終わっている資金が必要になります。
また、この規制が解除されるまで、返済期限や品貸し料が決められている「制度信用取引」での注文ができません。要するに信用取引では買えず、「いま持っている現金で買え」というわけです。
純粋なキャッシュ勝負となり、普段、信用取引をしている投資家は思うように買えません。だからこそ、この規制が解除されると、信用買いが増えるため、株価が上がりやすいんです。
P236-237
なるほど!「規制が入ったら上値が抑えられるから買うべきでは無い」と普通は思いますが、解除後の情報を狙って、今のうちに仕込んでおくということですね。
常に先を見据えて行動しているからこそできる技ですね。
しかし、注意するべき事項もあります。それは、ロックアップです。
ロックアップ(一定期間の売却禁止)に注意
ロックアップとは、公開後の一定期間(たとえば180日間など)、創業者や大株主であるベンチャーキャピタルが持ち株を売却しないように規制する制度のことです。
公開直後に大株主によって大量の株が売却されると株価が下落してしまうため、それを防ぐための措置ですね。
(中略)
期間としては「半年」や「1年」などが多いですが、とくにベンチャーキャピタルなどが大株主の場合、ロックアップ解除後に利確するケースも多く見られます。
P237
ロックアップがどのような条件で設定されているのか、事前に調べることが重要とのことです。
この情報は、「新規上場申請の際に提出する有価証券届出書」に記載されています!
🔻この記事がいいね!と思ったらYouTubeのチャンネル登録🔔&高評価👍もお願い致します(_ _)